こんにちは、かおりです。
長く投資をしていると、誰もが一度は悩む「損切り」。
頭では「早めに手放したほうがいい」とわかっていても、
いざ自分の保有株となると、なかなか決断できないものですよね。
私も最初のころは、
「もう少し待てば上がるかも」
「ここまで下がったら、売るに売れない」
そんな気持ちから、何度も塩漬け株を抱えてきました。
今日は、そんな私の経験から学んだ
“主婦目線の損切りとの付き合い方”をお話ししたいと思います。
損切りが難しいのは「お金」だけじゃなく「気持ち」が絡むから
損切りできないのは、決して「欲深い」からではありません。
主婦の場合、「家計を守らなきゃ」という気持ちと「せっかくの貯金が減る不安」が重なるんですよね。
たとえば、スーパーで数百円の値上げに敏感なくらい節約しているのに、
株で数万円のマイナスを見ると「どうしていいかわからない」と感じて当然です。
私も最初は「負けたようで悔しい」と思っていました。
でもある日、「損切りは負けじゃなくて“整理整頓”だ」と考えるようにしてから、気持ちがラクになりました。
私が実践している「ゆる損切り3ルール」
長年の試行錯誤を経て、私は自分なりのルールを持つようになりました。
どれも“無理せず続けられる”ことを意識しています。
① 家計に影響する前に「ルールで決めておく」
「○%下がったら売る」ではなく、
「この株の評価額が〇万円を切ったら見直す」など、金額ベースで判断しています。
感情より“数字”で考えると、冷静さを保ちやすいです。
② “迷い”が3日以上続いたら、いったん売る
迷う時間もエネルギーです。
「売るかどうか」で3日以上悩んだら、いったん手放す。
後から買い戻すこともできる、と思えば気がラクになります。
③ “次に使うお金”として切り替える
損切りしたお金は、「新しいチャンス資金」へ。
私の場合、優待株の買い増しや配当重視銘柄にまわすことが多いです。
“損”ではなく“循環”と考えることで、ポジティブに動けます。
「損切りできる=成長している」サイン

不思議なことに、損切りをためらわなくなると、投資のリズムが整ってきます。
無理に我慢するより、「今は縁がなかった」と手放すほうが、
結果的に心もお金も健やかに回り始める。
損切りも、立派な投資スキルのひとつです。
そして、どんな判断も“その時の自分ができるベスト”だったと思って大丈夫。
損切りできるようになって変わったこと
損切りができるようになってから、私の投資スタイルにも心にも少しずつ変化がありました。
まず、株価チェックに一喜一憂しなくなったこと。
以前は下がるたびにアプリを開いて、どんよりした気持ちになる日もありました。
でも今は、「下がったら整理のタイミングかも」と、落ち着いて見られるように。
次に、新しい銘柄を見る目が前向きになったこと。
手放したことで資金にも気持ちにも余裕が生まれ、
「次はどんな企業に応援投資しようかな」と考えられるようになりました。
損切りって、怖いものではなく、
自分の投資を健やかに続けるためのメンテナンスなんですよね。
まとめ|損切りは「失敗」ではなく「リスタート」
損切りは、「失敗」ではなく「リスタート」。
株価だけでなく、自分の気持ちを見つめ直すきっかけにもなります。
焦らず、比べず、マイペースで。
主婦投資家の私たちは、“生活を守りながら投資を続けること”こそがいちばん大切です。
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